神津島珍道中・・・3話   

2009年 06月 11日

まずはアルバイトの方に部屋に案内してもらい、

部屋のドアを開けたら・・・、


???畳が・・・1枚、2枚、3枚・・・以上。。。!!!えっ??


3畳?


僕が電話で予約した時に確認した条件は、


6畳、エアコン、テレビありで風呂、トイレは共同でした。


今、目の前に見える部屋は、

3畳、エアコンなし、テレビなし、因みに扇風機もなし。。。




まあ、テレビは要りません。

エアコンも・・・まぁ、いいです、なくても。。。



でも扇風機はせめて欲しい。。。



仕方ないので、窓をあけ・・・!!!




窓が壊れていて5センチ位しか開かない!!!





真夏ですよ!!!

夜も暑いですよ!!!

しかも3畳って・・・男2人ですよ!!!


荷物置いて、布団敷いたら、スペース終了。


ていうか、布団は確実に重なる。


ここはもはや部屋ではなく・・・納戸。


さすがにアルバイトのスタッフに、
電話の予約の時の条件と違いすぎると言うと、


そうっすよね、やっぱり的な顔をして、

『少々お待ちください』

と、その場を離れ1階に(僕らの部屋は2階の奥)。


程なくして、下からおやじが上がってきた。



初対面なのにいらっしゃいの挨拶もなく、いきなり、



おやじ『なにっ!!部屋が気に入らないわけ?!!』

僕ら『いや、あの・・・電話では6畳の部屋お取出来ますって言って・・』


おやじは、僕の話を遮り、高圧的に、


おやじ『だから、それはそん時はあったんだけど、その後予約が入ったの!!』

僕ら『はい??』

おやじ『あんたら2人だろ!!ここで充分だろが!!』

僕ら『いや、だから、予約の時・・』


おやじ、また話を遮り、


おやじ『予約の時の話は今は関係ない!!
     あんたらより多い人数の予約が入ったんだから!!!
     部屋割りは俺が決める!!!
     他の客だって、譲り合って泊まってるんだ!!
     嫌なら、出てってくれて構わないから!!!』

僕ら『それはそっちの都合・・』



おやじはそう言い切り、その場を離れた・・・こっちの話は一切聞かずに・・・。


もうね、頭の中がごっちゃごちゃ(苦笑)


しかし、

だんだん腹が立ってきまして、

取りあえず外で連れと緊急会議。



外に出てすぐ2人同時に、

『ここ出よう!!』  

2秒で会議終了。


すぐに公衆電話へ(その頃は携帯は有りませんでした)。


ガイドブックに掲載されているホテル、民宿へ、
片っ端から手分けして電話。


結果・・・、空き部屋なし。。。



そうなんです。



一番のピーク時で他に宿はなく・・・

ここは島なので、東京へ帰る事も出来ず・・・。



仕方なく宿に戻り・・・、

もう一度夕食後に部屋で会議をとなりました。



で、夕食。




皆、黙々と食べている。

何か・・・静か。。。


泊り客で笑っているのは、子供だけ。

大人は・・・、笑顔なんだけど、目の奥が笑ってない(笑)。



その時なんとなく流れが見えてきまして・・・、


たぶんですが、

皆さんも僕らと同じ行動をして・・・、


他に電話をして・・・

満室で・・・

ここに戻り・・・

折角のお休みだから我慢して・・・

子供の為に・・・


そんな空気満載。





先程のバイトの方が、
目で、ごめんなさいと言っていました。

彼は悪くないのに・・・、本当に感じの良い方でした。



僕らも折角の休日だし、

明日は午後からダイビングだし、

アルバイトの方々は良い人達だし、


宿は寝るだけと割り切って遊ぼう!!となりまして。



すっごく近い2枚の布団で就寝。。。

お互い背中を向けて(笑)。




翌朝、



朝食の為、

下の広間に行く途中、

半分扉が開いていた隣の部屋をふと見ると、

なんと、

6畳の部屋にびっしりと、隙間なく布団が敷かれていました。

もう、頭の位置を揃えるとかの次元じゃない。。。


『いったい何人ここに寝てたんだろう・・・』

なんて考えながら大広間へ。



びっしりと並ぶ朝食。。。


明らかに、部屋数と用意されている朝食の数が合わない(大笑)。


ぞくぞくと泊り客が大広間に集まってくる。

あっという間に狭広間(笑)


忙しく働くアルバイトスタッフの方々。



隣に座られた方々(8名位の団体さん)にご挨拶。

僕らの隣にすわった方が、

『昨日の会話、聞いてました。最悪でしょ、ここ。
僕らもまったく同じ。2部屋の予定が1部屋にされまして。
おやじが後からどんどん予約受けちゃうんだって。
もう、二度とここへは来ないです。』


と・・・。


やはり僕らと同じで他に宿は取れなかったらしい。

せっかく来たから割り切って遊ぶとも・・・。


やはり皆同じ考え。

せっかく遊びにきたのだから・・・。


配膳も少し落ち着いて来たので、
スタッフの方にお水を下さいとお願いしました。


スタッフ『は~い!!ただいま!!』


お水を用意しようとしたその時、



おやじ『水!!!そんなん出さなくていい!!欲しけりゃ自分でやれ!!』


ムカッ!!としましたが抑えて、
でももうさすがに敬語は使えず、


『昨日来たばかりで、どこにお水があるか分からないんだけど』

おやじ『じゃあ、我慢しろ!!水なんか飲まんでも死なん!!!』


ブチッッン!!!

もう限界!!!

本当に限界でした。

僕らは客です。

お願いしてただで泊めてもらっている訳ではありません。

因みに宿泊代金は他の民宿と同じです。

格安とかではありません。


連れはバシッと持っていた箸をテーブルに叩きつけ、
僕は『おやじ!!ちょっとこい!!!』


僕らは言いたいことをおやじに全部言いました。

その後おやじは奥に入ったままでてきませんでした。

それを見ていた方々の中には拍手していた人もいました。

勿論、ここでこの宿は出ることにしまして。


アルバイトの方に挨拶をして・・・、

その後・・・、

おばあちゃんに挨拶。


おばあちゃん・・・ごめんね、ごめんねって・・・、

目にいっぱいの涙をためて・・・。


何かね・・・、素敵なおばあちゃんを悲しませてしまって。。。


それがね、今でも心に残っていて。。。


僕らはおばあちゃんに、
お世話になりましたと心から言わせてもらい、

おばあちゃんはお金は要らないと言い、
この後宿は?と僕らを心配して・・・。

僕らは何とか1泊分の(本当は3泊の予定でした)料金を受け取ってもらい、
宿は知り合いが出来たから大丈夫と言い・・・。


名物おやじの宿を後にしました。




・・・・・・・・・さぁ・・・・・どうしよう・・・・・・・。




勿論知り合いなんていない。

ダイビングの予約は今日の午後。

あと2泊しないと予約した帰りのフェリーは来ない。


僕らは全ての荷物を背負い歩き出した。。。



 次回へ・・・つづく。
[PR]

by taiju-yamamoto | 2009-06-11 03:18

<< 神津島珍道中・・・4話 神津島珍道中・・・2話 >>