忘れられない出来事   

2008年 09月 12日

舞台には、通常のお芝居の稽古の他に、

場当たり稽古と、転換稽古というのがあります。



場当たりとは、簡単にいうとステージ上での、立ち位置、動きの確認。

その動きに照明をあわせたり、時には音響をあわせたり・・・。



転換稽古は暗転(真っ暗)になった時、ステージ上で、

どのように動いて袖にはけるか、

又はどのような動きでステージ上の決められた立ち位置に入るか・・・。

それからステージ上のセットを、

どのように動かして(WINDSの場合、机や椅子など)、

次のシーンのセットにするか・・・、など。




この稽古は、非常に重要で、失敗すると、

暗転の中、役者同士もしくは、役者とスタッフがぶつかり大怪我につながります。




なので、芝居と同じ位大切な稽古なのです。






僕が銀座小劇場という所で、WINDS OF GODをやっていた時の話(1995年)。




その時僕は、NHKの朝の連続テレビ小説、『春よ、来い』も同時にやっていて、

朝からNHKで撮影、夕方スタジオを飛び出して劇場へ・・・そして本番という日々でした。




そんなスケジュールなので、大切な場当たり、転換稽古が皆と出来ず、

舞台の開場30分前に劇場に入り、

開場までの時間で動きの全てを頭、体に入れなければなりませんでした。



この時の心境は、今でもはっきり覚えています。




心臓が口から飛び出す位の緊張、焦り!!!




その時助けてくれたのが、下記の写真の女優、横沢美智香さん。

(彼女はのちに、2001年までのWINDSで千穂役で出演)




僕がいない間、僕の代役をやっていてくれて、

山本少尉の全ての立ち位置、動きを覚えてくれていました。




そして、焦って劇場に飛び込んできた僕をまず、落ち着かせ、

たった20分で、わかり易く、完璧に全ての動き教えてくれました。




本当にわかり易く。




きっと、彼女が一番凄いプレッシャーだったと思います。



そして一言、

『岡安くんなら、大丈夫!!出来る!!』

力強い言葉




おかげで本番は完璧に動くことが出来ました!!!

はい、完璧に動けたんですが・・・台詞がとびました(笑)



彼女は、もし男に生まれていたら、山本少尉を演じたかったから、

代役でも出来たのが嬉しかったとも言っていました。




彼女があの時いなかったら、僕に教えてくれたのが彼女じゃなかったら・・・

と思うと・・・。




とにかくあの時の彼女の集中力は凄かった!!!




本当に助けられました。




美智香ちゃん、ありがとうね。




あの時の事を忘れることなく、今回も大切に山本少尉を演じます。。。




そんな彼女もお母さんになりました。

これからも益々素敵な女性、女優さんになることでしょう。。。






劇場に娘さんを連れて遊びに来てくれました。



今井さんはじめ、メンバーも大喜びで迎え・・・。



仲間って、良いね!!

その時、皆良い顔してました。




久々の再会・・・美智香ちゃん、そして娘さんと一枚!!

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by taiju-yamamoto | 2008-09-12 01:45

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